子供達の学校は昨日の記事でも書きましたが、普通の学校と違います。
ここ南部は自宅学習生(学校に行かないで、自宅で両親から勉強を教わる)がとても多いです。 やはり自宅学習と言っても、きちんと1年のカリキュラムをたて、それに乗って勉強を進めて行きます。 全く一人の子供にフォーカスできるので、子供も集中して、又その子のスピードで学べます。 アメリカ全土の、英語単語コンテストでは自宅学習生が毎年の様に優勝しています。 でも、私はそこまで自分でカリキュラムを組んでなんてできません。まあ一人くらいだったらできるかもしれませんが、5人分もとは私には力量がありません。 それに私立学校なんて、とんでもなく高いので、私たちには出せません。 アメリカの公立学校は、何かと問題があります。もちろん、今では日本でも問題があるでしょうけれど。 夫は公立校に出すのに反対です。そこで、この学校を選びました。 学費は5人の子供全員で、私立学校の一人分くらいです。(先生方のお給料がとても安いのです。) 公立学校側からは、私たちの学校はホームスクール(自宅学習生)と見なされています。 今週は、子供達の全国テストがあります。 スタンフォード大学の教育学部が出している、全国統一試験を受ける週です。 この全国試験も、たしか3−4カ所の所が出しているのではと思います。(はっきりとは知りません) ホームスクール(自宅学習生)の学生も、この全国テストを1年に1回受けないといけないのです。 子供達の学校には、100%ホームスクール生が沢山試験を受けに来ています。 この試験は、何年生の実力があるかという事を調べるのです。 国語、理科、社会、算数の教科に別れています。 どの試験にも、学年の問題と、とても難しい問題が出されています。 とても難しい問題は、教わっていなくても解けるかどうかを調べる為にです。 ある子供は、3年生なのに、1−2年生の実力しかない子供もいます。 また、ある子供は3年生なのに、5−6年生以上の実力を持っている子供もいます。 それをもとにして、親は自分の子供は何の教科に弱いのかを知る事ができると同時に、その弱い教科に力を入れる事もできるのです。 もし、子供の実力が同じ学年の子供達よりも劣っていたら、1学年遅らせ、又同じ学年をもう一年させる事もあります。 つまり、留年させるのです。 学年があがるにつれて、他の子達との差が大きくなって取り返しがつかなくなるよりも、下の学年のうちに留年させて、学年が上になっても落ちこぼれない様にとの計らいです。 そして、もし留年した子がいても、その事を笑う人や、後ろ指を指す人、うわさ話に花を咲かせる人、見下した物の言い方をする人などは全くいません。 長男のクラスは、12−13歳の年齢ですが14−15歳の男の子が二人います。 これも、その人を認め敬意を払う事の一つとして、親はもちろん子供達もその事は全く気にしていません。 アメリカはこのように、その子供の能力に応じていろいろ選べるので、本当にありがたいです。 人気blogランキングへ ぶろぐひろば より多くの人に見てもらえるよう、クリックにご協力をお願いします
by chiekol
| 2006-04-13 08:47
| 学校
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